四 阿 茶 寮

散慮逍遥の番外編です。
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【完走者五首選・033.櫂未知子さん】

・033.櫂未知子さん

003:運 運転を誤るやうに品川のホームで父と別れし弥生
006:土 土を掘るそのたびごとの溜息は暦の青に飽きてゐるため
015:蜜柑 夏蜜柑四つに割るやしろたへの爪につくづく父の残照
063:雷 春雷の華の中なる父の影 海の遠さを今日は咎めず
096:類 類人猿つまりなべての父として生を了へたるものを掘り当つ

「父」百首。娘が父を愛する気持ちというのは、息子の母への愛よりもストレートに表されることが多いような気がする。//
2004年05月01日11時56分49秒 牧野芝草
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